人気ブログランキング | 話題のタグを見る

神戸ワークショップ3日目

演劇には台本があるが、マイムの演技は文字に落とせない。
いつも口頭で説明を受け、演者が反復する。
そのうちお互いの間が分かり固まってきて、作品になる。
出来上がっている作品を違う人が演じる場合も、
同じ手順を踏むべきなのだろう。

昨日ある課題の時、まず見せた。
その後やってもらう。
間も動きも完璧に出来た。
何も言うことがない。
勘の良い人なのだと思う。
でも、何かが違うのだ。
その人独自のものでない。
「その人のもの」でないのは、おもしろくない。

真似ってそうかと思った。
完全に真似しても、それは「その人のもの」にはならない。
目の前にレールがあっても、自分で考え敷き直したほうが良い。
その方が結局早道。

そうは言っても、目の前にレールがあればそっちに引っ張られる。
考える機会を奪ったのはこっち。
いきなりレール敷くなんて、何てアホなんやと嫌になる。
by momokonno | 2006-01-14 23:03
<< 神戸ワークショップ4日目 神戸ワークショップ2日目 >>