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掃除の時間

高校野球。先日沖縄の出場校のドキュメンタリーを見た。
監督が、やる気の見えない生徒たちより先に黙々と準備をしている。

高校時代。先生が掃除をしていた。
掃除の時間ってあったんだろうか。詳しいこと覚えていない。
先生が一人、ほうきとちりとりを持って掃除をしている。
生徒はそのことを全く気にせず周りで騒いでいる。
そういう時間がじっとり過ぎる。
多分気付いていない人はいなかったと思う。
でも、誰も手伝わない。
私は先生の、当て付けのような行為を、憎憎しい気で見ている。
空回りのような寂しいような見っともないような、そんな気でいる。
気付かないということの先の無視という行為。
生徒が全員無視する中、一人黙々と掃除を続けていた。
私はその時、先生に倣うことは出来なかった。

「その先生、今どうしてるだろうねえ。」
聞かれて、ふっと思い出す。
そういえば私が毎年年賀状を出している先生は、マイムの師匠とその先生。
初めて大阪で公演をしたとき、私のこと忘れているだろうなあと思いながらチラシを送った。
後日、前まで行きましたが満席で入れませんでした、という丁寧な手紙を頂く。
頑張ってください、と書かれていた。
それ以来、その先生に年一回の便りを出す。
その先生の行為から何を受け取ったのか言葉に出来ないけど
記憶に残る、ことは口触りの良い行為からは生まれない。
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by momokonno | 2006-03-31 13:30

打ち合わせる

打合せと称して話す。
9割ぐらい関係のないことを話す。
ちょうど1ヶ月前に話して、その後お互いバタバタして
そっくりそのまま進展なく一昨日。
引き続き今日も話す。
1ヶ月会ってなかったので話すことが多くて話し続ける。
その中からも、お互いの好みの共通項が多々見つかり、意思のスリ合わせをする。
何といっても初顔合わせなのだ。
4月5日から稽古をしようと、そのことを
手作りのスケジュール帳に二人大きく書き込む。
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by momokonno | 2006-03-30 12:15

ボディーソープ

ボディーソープがきれる。
詰め替え用パックを買い、詰め替えなきゃ詰め替えなきゃと思いつつ、1週間ほど経つ。
ある朝、洋服の段階でボディーソープのことを思い出す。
いい加減石鹸じゃなくてさーと、いそいそ詰め替える。

夜、ボディーソープを使う。何かおかしい。
が、無意識の領域で止まり、意識上に浮上してこないぐらいの感度。
うっかり見過ごす。
そのまま3日ほど過ぎて、ある瞬間、ボディーソープではない、と気付く。
すすいでもすすいでも何だかぬるっとしているのだ。
パックはもうゴミに出しているので、確かめようがない。
シャンプーだったのだと髪を洗うと、
なぜだかものすごく泡立つ。
調子に乗っちゃうぐらい泡立つ。
そしてきしきしする。
結局何だか分からないお徳用液体はまだまだあって、いつ使い切れるのか分からない。
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by momokonno | 2006-03-29 11:47

「よかった」判子

友人と会う。
先日のWSについて話したりする。
何となく「もっと」があったのではないか、という気持ちはどこからくるのか。
目標が高いとかそういうことではなく、
よかった、と盛り上がればいい、そういうときに
よかったよかったと言いたくない感じ。
うすぼんやりと宿題は残る。

昨日新聞でローリング・ストーンズのキースが言っていた。
「40年たってようやく曲の『内部』に本当には何があったのかを知ることもあるんだ。」
「何が音楽を動かすのか?2、3のアイディアは得たが、『秘密』にはたどり着いていないんだ。」

短いスパンでものをとらえ、で結論は?と考える。
結論ーいろいろあったけどまあ良し、と、「よかった」判子を押す作業は、封をして開けないダンボールと同じ。
思ってるよりはるかに長い一本道。まだまだまだまだ答えは出ない。そういう考え方でいたい。
何十回何百回とやり続け、何十年後のある瞬間に、あーと気付く。
40年。
すごいなあ。
40年かけても辿り着いてないと言う生き方考え方がもう、最強だと思う。
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by momokonno | 2006-03-28 23:44

かりんとう

かりんとうを買いに行く。
自転車で坂を下る。
引き戸を開けると、土間の先の上がり框に4畳ほど畳が敷いてある。
その面いっぱいにかりんとうが山積みになっていて
正座をした人が3人、黙々と袋に詰めている。
小さな路地にある、知らず過ぎてしまいそうな店なのに
お客さんがひっきりなしに来る。
おばあさんが多い。なぜか小声である。
袋詰めを1袋ずつ買っていく。
会計を終えて店を出ようとして、あ、もう一つ。と戻る。
主人の分ですけど。

店の外にいたかりんとう屋のご主人は饒舌な人で、こんどテレビに出るので是非見てくださいという。
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by momokonno | 2006-03-27 12:21

実家で寝る

今日も下北沢で観劇予定があるので、昨日は久しぶりに実家で寝る。

妹も弟ももう家を出て、たまたま父も田舎に帰省していたので、昨日は母一人だった。
私が7年前実家を出た頃には、考えもつかないことだ。
スズナリで9時20分頃終演予定。その後帰ります。
メールを打つ。
開演が押したりカーテンコールや何やで、9時30分頃劇場を出る。
母が下で待っている。
観劇後の若者に混じって、一人ポツンと待っていた。
二人で夕飯を食べる。

近いわりに、私は滅多に実家に帰らない。
たまに、今日寄るかも、と連絡すると、元々あったその日の予定を延期し停止し中止し、準備にかかり、
遅くなったり、寄れない事態になった時は、ビックリするほどがっかりするので、
家に着く5分前に、今から行きますと連絡を入れることにしている。
もともとが極端な人なのである。
シュークリーム作りにはまったら1ヶ月焼き続けたり、
子どもの参考書を解き出したら、自分が全部解いちゃったり、
私の舞台もはじめの頃は、全くもって悲しい、何でこんなことをやるのかと、涙を流していたが、
ある時から一転、「応援する」にシフトチェンジし、全面肯定なのである。

母にはいろいろ独自の教育方法があって、
日曜の午後、子ども3人と母で、静物画を描くというのがあった。
机に置いたりんごやバナナを描くのだ。
今考えると全くもって独自である。
母は美術の専門でもないし、
でも4人で静かに描くことに意味を見出していたのかもしれないし、意味なんてなかったのかもしれない。
ちっとも絵は上手にならなかった。
また、子ども部屋の壁に著名な画家のポスターを貼る、というのがあった。
ももこはもだからモディリアニ、という理屈で、たくさんの首の長い女の絵が貼ってあった。
子ども心に、もっと綺麗で明るくてかわいくて幸せなのが良かったのにと思いながら
暗くて悲しい目をした女の絵をじっと見ていた。

今の私はなぜだか断然、暗くて悲しくてジメッとしたものが好みなのである。
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by momokonno | 2006-03-26 09:56

「私と町の物語」本番

20分出る。
桃蜥蜴ホームページのトップで情報を流そうと思いつつ、思いつつ
思いながらそのまま今日になる。
どこかから情報を見つけてくれた人が集まる。
ありがたい、と思う。

時間になり出てみると輪が出来上がっていて、
最前列が前過ぎたので椅子ごとゴトゴト下がってもらう。
大道の要領で場ミリを取らず始める。
何だかお客さんのほうにどんどん寄っていってしまう。
せっかく下がってもらったのが意味ない。
終わった後、近すぎて目のやり場に困りました、と言われる。
気合先走り。

3月は『均衡』が終わった後、長野、今回と続き、今日がホントの一区切り。
夜、下北沢に行く。
まちを歩きながら、大きく息を吸う。
久しぶりな感覚。1年とか2年とかそんな単位ではなく
ものすごく久しぶりに目がパチッと開いた、何かが目に映る感じ。
季節が変わったことに気付く。
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by momokonno | 2006-03-25 09:56

レストランに行く

食事に招かれる。
遅れるといけないと早めに出たら20分も前に着いてしまう。
さすがに早すぎると引き返し、
近くの公園の、まだ一分咲きの桜をしげしげ15分ほど眺める。
そろそろかなとレストランに行くと
ドアの前に立つ前に中から給仕さんが出てきて、
お待ちしていました、と言われる。
20分前に覗いていたのも気付かれていたと分かる。
案内された席のうち、どこに座ればいいのか分からない。
女性誌で特集されている「人には聞けない常識Q&A」みたいのを
もっと真剣に読んどけば良かったと思う。
違っている気もするが、座って待つ。
そわそわしすぎる。ふと全て隠しカメラで撮られているような気分になる。

レストランのオーナーであるその人へのお土産がワインというのは
明らかに間違いであると気付く。
母の日の肩叩き券プレゼントのような無邪気さで、思い切って渡す。
一事が万事そんな調子で、どんどん赤子になる。
いつもだったら、思い返して赤面したりぐじぐじ反省するのだが、
明白な差に、赤子でいいやと開き直る。
赤子から出発し、いろいろな話を純朴に聞く。
クリエイターでもあるその人から、自分が普段思っているけど人には言わないような胸の内を聞き、合致に驚く。
いろんな話を聞く。時計を見ると5時間経っている。
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by momokonno | 2006-03-24 23:59

敬老会館

25日にやる演目の稽古をする。
家のスピーカーを使おうと久しぶりに持ち出すと、
中の電池から白い粉が噴出している。
三鷹の稽古以来なのに。半年しか経ってないのにな。

久しぶりにいつも稽古で借りていた場所に行くと
隣の敬老会館が4月1日で閉鎖とある。
玄関の所に、いつまでもお元気で、と書かれた紙が貼ってある。
たくさんのお年寄りが集まって、
みんな三味線とかを手に賑わっていたのに。
時代に逆行しているな。
3月は、いろいろなことが変化をむかえる。
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by momokonno | 2006-03-23 19:08

峠の釜飯

東京に戻ってくる。
途中、峠の釜飯を食べる。
そういえば、研究所のときにも、長野で公演をした。
その時も行きしなに峠の釜飯を食べた。
11年前。
何だか小っちゃな器だよ、と思った覚えがあるが、
今日食べたら結構お腹いっぱいになった。
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by momokonno | 2006-03-22 18:56