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アフタートークの日

舞台上でアクシデントが起きたとき。
だいたいそのフォローをする人、決まっている。
本番の舞台上で何か起きた時、どうにかするのは4人の誰か。

私がその場から逃げるというよりは、
二次的被害が出るより、
その人に任せたほうが良いのだ。
集団における役割。
結果、観ている人に気付かれなかったこと多い。
いつ起こるかわからないアクシデントだけれど。
口で約束しているわけではないけれど。
そういう安心感がアンサンブルの妙かもしれない。

今まで何度も、何てことない瞬間に
あー安心だなあ、と思ったことがある。
何年前だろう。大道をする直前、全員でスタンバイしていた時。
根拠なく大丈夫だと思った。
いろんな意味で大丈夫だと思った。

初めて公演をしたり、初めて海外に行ったり、初めて取材を受けたり、初めてTVに出たり、初めてWSの講師をしたり、      
初めてアフタートークをしたり。
水と油の初めてを、たいてい私は本筋で背負っていたわけではなく
そして、誰が背負ってくれているのか明確ではなかったのに。
私は寄りかかり。
だからこそなのかもしれないが、何て心強いことかと何かに対して神聖な気持ちになった。

別に今日何があったわけではなくて、
アフタートークで各々が話している時、そう思った。
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by momokonno | 2006-02-28 15:32

休演日

休演日である。
そして、誕生日である。
昨日、劇場でみんなにお祝いしてもらったのと、
久しぶりに実家に寄ってお祝いしてもらったのとで、
前夜祭を盛大に、当日の今日はひっそり過ごす。

今回の公演の日程を夏ぐらいに聞いて、
あー休演日が誕生日だと、
気の遠くなるように先の話だと思っていたのに
あっという間に、今日を迎える。
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by momokonno | 2006-02-27 01:57

噛みしめる

今日はマチネ公演。
自分たちの公演が終わって、下北沢に行き『O,Nアベックホームラン』観劇。
自分の公演後、人の公演を観るなんて、なんて贅沢。
2週にわたる公演だからこそ味わえる、贅沢な時間の使い方を噛みしめる。

びっくりするぐらい笑った。
ぎゃーというぐらい。
えー、こんな公演あるんだと、うまい人いるもんだと、
おおいに噛みしめる。
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by momokonno | 2006-02-26 01:50

2公演

初日あけて2日目でいきなり子どもDAY、そして2公演。
終わると急に、どっとくる。
本番中は何ともないのに。
楽屋でビデオを見返したり、喋ったり、お菓子を食べたり、何だかんだと遅くまでいる。
よいしょと腰を上げて、駅に向かう。

『不時着』の初演の時、初めての大きな劇場ということもあり、
出来も遅く、稽古疲れピークの状態で本番を迎える。
しかもグローブ座は、楽屋から舞台までの階段が急で長くて長い。
本番動けるの?というぐらい階段昇るだけで毎回へばっていた。

最近はあの頃に比べると出来も早くなってきたし、
場もそれなりに踏んできたので
稽古疲れが本番に影響という本末転倒ぶりはなくなる。
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by momokonno | 2006-02-25 01:25

初日

いよいよ初日である。
初日は特別。
普段自分が舞台を観にいく時はあまり考えたことないのだが、
いざ自分となると殊更で特別である。
昔、「初日おめでとうございます。」
という言葉を聞いて、なんだそりゃと思っていたが、
今はその言い方しみじみ分かる。
普段たった4人で面白がっていることが、
大勢のお客さんに受け入れられるのか。いや受け入れられまい。
反語の世界である。
何か反応を期待しているなんてとんでもない、と強く自戒しつつ、
もちろん期待してしまうのである。
そんな煩悩を抱え、そして押し込め、
何の反応もないよ、君は何を期待しているのだと、
大きく叱り付け、初日に臨む。

もう一つ畏怖があって、それは、
もし怪我で出られなくなったら
人目を見ず、この作品がお蔵入りになってしまう、
というものである。
堂々巡りだし、考えても意味ないのだが、結構その掛け合いが頭を巡る。
マイナスな方へ方へ一人で穴を掘って、
いや、そうはさせない、と、自分で自分を救出作業。

そんなわけで、初日が終わると本当にホッとします。
会う人ごとに、馬鹿の一つ覚えで「初日が終わってホッとした。」
と言う私。
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by momokonno | 2006-02-24 00:52

照明つくり

アクセサリーを貰う。
私は普段アクセサリーを付けないので、
何か嬉しくって腕にはめたビーズの感触を何度も触る。

今日は照明作り。
基本は高橋さんが照明プランナーと決めるのだが
何かどうだろう、という時、みんなで代わる代わる見て話し合ったりする。
誰か一人演出家がいるわけではないので、
そこまでの合議制は水と油独特のこと。
スタッフの人には、同じことをもう一度やり直して見せてもらったりする。
もっとシステマティックなやり方があるのではないかとも思うし、
時間もかかってスタッフにも迷惑なのではと、
昔は申し訳なく思っていたのだが、
その合議制が良くも悪くも水と油の作り方なのだと思う。
存分にためさせてもらう。
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by momokonno | 2006-02-23 00:28

ナス

初日が近いので髪を切る。
今回は10日間と長丁場なので、ギリギリの今日切る。
もう行き慣れた床屋に行く。

入店すると、全身から「自信なさオーラ」の出たおじさん理髪師と目が合う。
嫌な予感がし、待つベンチに座って、前切ってもらった人が空くのを待とうと思うのだが、
どうしたってそのおじさんが担当らしい。
観念し椅子に座る。
「全体を短くして下さい。」
おじさんは、軽快にハサミを動かす。
気付くと、ものすごく脇というか耳上の髪をたくさん切っている。
私は顔が長いので、脇を切りすぎるとナスになるのだ。
慌てて、中止する。
「あ、脇はもういいです。」
おじさんが一瞬止まる。
あまりにも途中だったよう。
私に気付かれないように、そっと耳の脇にハサミを入れて整えている。
目を閉じる。
今回、とても素敵なワンピースを新調してもらったのに。
いろいろ周りが頑張って場を整えてくれているのに。
女が一人出ると思ったら、よく見たらナスだった。
女だてらに調子に乗って床屋に通っていることを後悔する。

目を開ける。
脇を途中で取りやめたおかげで、そんなに変ではない。
揉み上げをサッパリ刈ることにこだわりを持っているのだが、
もしもを考えて今日は手付かずにする。
10日持つか分からないけど。

ヘアトニックのニオイをプンプンさせながら、
町ゆく男の人の耳上の髪の長さをチェックする。
男の人も耳上の髪は結構長いではないか。
大事に至らず本当に良かったと、胸を撫で下ろし、劇場に向かう。
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by momokonno | 2006-02-22 23:57

劇場入り

今日からトラムの劇場入り。
三軒茶屋駅の入り口に水と油の大きなポスターが貼られる。
人待ち顔のおじさんが、熱心にそのポスターを見ている。
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by momokonno | 2006-02-21 21:07

最後の通し

最後の通し。
今日はスタッフの人、一人お休み。
通しの直前。
助手の人が大きな声で、おもむろに、
「がんばりますけど・・・!」
あまりの潔さに、みんな脱力する。
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by momokonno | 2006-02-20 23:59

花束をくくりつける

信号待ちをする。
自転車の荷台に花束をくくりつけている最中のおじさんを見る。
花束に見えたが、それは白い包装紙に包まれた1輪の花。
誰のための花なのか。
それを、細い紐で丁寧に結ぶ。
結ぶ手さばきは見事で、しっかり固定されているように見えるのだが、
納得いかない様子。
何度もやり直す。
花束を荷台にくくりつける違和感と、一所懸命なおじさんの恋の行方を勝手に想像して
いつまでも目が離せない。
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by momokonno | 2006-02-18 23:08